クリックで拡大画像 当店の焙煎人、内倉大輔は、コーヒー鑑定士の世界基準である「SCAA認定 カッピングジャッジ」という国際認定資格を取得しております。確かな舌で選び抜かれた「旬」のコーヒーを最高の状態でお届け致します。
こんにちは!珈琲きゃろっとの焙煎人、内倉です。あなたのコーヒー生活を、もっともっと魅力的にするための、お手伝いをすることが僕の役割です。適切に焙煎されたコーヒー豆と、正しい知識があれば、おいしいコーヒーは、「自宅で」「誰にでも」「簡単に」楽しめます。どうぞごゆっくりお買い物をお楽しみ下さい。

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■ブラジル ブルボン・クラシコ (200g)→単品でご注文>>
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■ブラジル ブルボン・クラシコ (200g)


「甘さを感じるこのコーヒー。好みの人はきっと多いだろうな」


カッピングをして出た言葉です。


今回ご紹介するこのコーヒーは、ブラジルコーヒーが持つ「甘さ」を充分に感じることができます。


それもそのはず、このコーヒーは品種、精製方法共に「甘さ」にフォーカスしたものを選んでいます。


品種は「ブルボン・アマレロ種」という、少し変わった品種を使っています。


ブルボン種の最大の特徴は、甘さとまろやかなコク。


さらに、通常コーヒーチェリーは赤く熟しますが、アマレロという黄色いチェリーのみを用いることで、熟度の高いフルーツのようなフレーバーを感じます。


このようなブルボン種ですが、実は過去に激減してしまった時期があります。


1859年ブラジルに持ち込まれたブルボン種は、ブラジル全土で栽培されるに至りました


しかし、耐病性が低く、生産が難しいことを理由に激減。


当時、品質よりも量を重視した市場も追い風となり、生産効率の良いハイブリット種に移行していきました。


しかし、その後、輸出自由化から、改めてブルボン種の品質の良さに注目が集まります。


そして現在、育成が難しい品種ながら、生産者の品質へのひたむきな努力が実り、ブラジルのスペシャルティコーヒー界には、ブルボン種は欠かせない存在になっています。


さらに、精製方法は「セミウォッシュド」という方法で仕上げます。


今や世界中で広まっているハニー精製も、この方法が始まりとされています。


この精製方法の特徴は、コーヒーチェリーの甘みたっぷりの果肉の粘着質(ミューシレージ)を残したまま乾燥を行います。


ミューシレージを残したまま乾燥することで、独特のアロマを生み、さらに特徴的な強い甘さを生み出すことができます。


カシューナッツやヘーゼルナッツを思わせる香ばしさが立ち上がり、口に含むとクリーミーで丸みのある口当たりがやさしく広がります。


メープルシロップのような甘さも感じられます。


ブラックではナッティな香味、ミルクを加えるとプラリネのようなコクと甘みがふくらみ、デイリーにもご褒美にも寄り添う一杯に。


■コスタリカ モンテ・コペイ エルエンシノ農園(200g)


定番商品として、長くみなさまにお選びいただいているエル・エンシノ農園。
この秋、ニュークロップに切り替わったタイミングで、ぜひみなさんに飲んでいただきたいと思い、新豆のひとつとしてご紹介です!


2015年から毎年ご紹介している、モンテ・コペイ マイクロミル。


オーナーは1992年生まれのエンリケさんです。


実は彼、2016年に初めて彼の話を聞いたときに「自分と全く同じだ!」と、衝撃を受けた人物です。


エンリケさんは、10年前、高校の卒業後すぐに農園の後を継ぐ決意をしたそうです。


彼のお父さんは18歳の時にコーヒー農園をはじめました。小さな農園でしたが、大切に守り続けてきた農園。


しかし、2007年の世界金融危機があり、経営が大きく傾きます。当時、伝統的な方法で栽培したコーヒーを安く売っていたそうです。


品質よりも量を求められていたそうですが、経済によって価格は大きく変動し、恐慌により、どんなに作ってもお金にはならない。


そんな状況が続いたそうです。


「もう、コーヒーを作ってもお金にならない。このままだと、誰かに農園を売るか、コーヒー栽培をやめるしかない。父はそう家族に話したんです。決断しなければならない瞬間でした。」


彼は、エンジニアになるために進学することをやめ、お父さんと農園で働くことを選択しました。


それから質の高いコーヒーを作るため、彼はコーヒーについてのすべてを勉強を始めました。


昼は畑に出て、夜は勉強をし、睡眠時間は2~4時間程度という期間が続きました。


畑の状態を知り、どうやって改善したらいいのか、どうやって品質をコントロールしていけるのか。


どのプロセスが最も良いのかを探るため、日々実験を続けました。


彼が農園を継いでから、5年の月日が経った2014年。


その結果、コスタリカの国際品評会であるカップオブエクセレンス(以下C.O.E.)で彼の作ったコーヒーが、1位を受賞しました。


彼のコーヒーの品質が認められ、ナバーロ家の努力が報われた瞬間でもありました。


「C.O.E.で一位を受賞する。これは家族の夢でもあったんです。」


僕が農園に行った際も、彼は、非常に細かい生産から精製へのデータや考え方を教えてくれました。


コーヒーの生産へ対するアプローチが、今まで見てきた農園とは全く異なり、科学的にコーヒーを分析し、生産していました。


その様子を見て、自分の焙煎に対する考え方と全く同じで、非常に驚いたのを思い出しました。


『勘』や『経験』だけではなく、それを全て数値化し、検証しているエンリケの姿に、衝撃を受けました。


地球の裏側で、同じことをしている人がいるって、感激したし、「彼のコーヒーを焙煎したい。こんな人からコーヒーを買いたい」と心から思いました。


そうして、日本にやってきたコーヒーは、その特徴を生かすために、中煎りに仕上げました。


口全体に広がる甘さは、まるでミルクチョコレートやブラウンシュガーのようです。


雑味が無く、心地よい甘さが長く長く続き、ハニープロセスの素晴らしさを実感できる、本当に素晴らしいコーヒーです。



■旬のブレンド「初雪」(200g)


12月の旬のブレンドは「初雪」です。


12月は1年を締めくくる月ですが、師走とはよく言ったもので足早に過ぎ去っていきますよね。
今年1年を振り返ると、大変な一年でしたね。


それでも今年は、街に行き交う人々が徐々に以前の様子に戻りつつあり、穏やかな年末を予想させます。


今年最後の旬のブレンドは、お家での時間をホッと一息つけるような、今年を締めくくるにふさわしいブレンドに仕上がりました。


フルボディワインのような飲みごたえ、スパイシーなキャラクターが味わいに安定感をもたらします。


ビターチョコのほろ苦い余韻が長く続き、ブッシュドノエルやクリスマスシュトーレンとの相性も抜群です!


今年も一年、コーヒータイムをお手伝いさせていただき、ありがとうございました。


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