コーヒーミルのメンテナンスも、とても大切！

みなさんのご自宅では、どんなコーヒーミルをお使いですか？

僕の自宅では、約８年前から、カリタのナイスカットミルを使用しています。

このコーヒーミルは、家庭用の電動コーヒーミルとしてはとても性能が高く、喫茶店などでも使えるほど丈夫な機種です。

他社コーヒーミル比較は、下記の記事へ↓
▼きゃろっとマガジン　電動コーヒーミル、集めてみた！

『いつまでもずっと使えるもの』として使用していましたが、この８年間、毎日のように使っていると、なんかおかしい。

・焙煎したて、そして挽き立てなのに、抽出スピードが遅い
・焙煎工房やカフェで淹れているときに比べると、膨らみが弱い
・さらに、淹れたあとの粉面を注意深く見てみると、粉にバラつきがたくさんある

こんな時、考えられる原因は、『コーヒーミル刃の劣化』です。

そこで今回は、
①コーヒーミルのメンテナンス方法
②コーヒーミルの刃を変える前と変えた後ではどのような違いがあるのか
をきゃろっと的にご紹介、検証してみました！

ミルの刃は、どこにある？

まずは、長年使ってきたコーヒーミルを分解して、清掃、そして新しい刃に交換してみましょう！
※今回はナイスカットミルを使用しましたが、各社基本的には、同じような構造です

メンテナンスの所要時間は、約１０分。

DIYが苦手な方でも、プラスドライバーさえあれば、簡単に刃を交換して、大掃除することができます。

分解してみましょう！

いよいよ新しい刃への交換です！

思った以上に簡単でしょ？

次に、ミルの刃を交換する前と交換した後では、コーヒーの味に変化があるのかを検証です。

生まれ変わったミルで挽いたコーヒーは、本当にうまくなったのか

用意したコーヒー豆の条件

• コスタリカ・モンテ・コペイ エル・エンシノ農園　中煎り
• カリタ ナイスカットミルを使用し、ダイヤル３．５
• ①　焙煎１日後、刃を交換前のミルで挽いた粉：３０ｇ
• ②　焙煎１日後、新しい刃に交換後のミルで挽いた粉：３０ｇ
• ③　焙煎１４日後、刃を交換前のミルで挽いた粉：３０ｇ
  
• ④　焙煎１４日後、新しい刃に交換後のミルで挽いた粉：３０ｇ

味や膨らみに変化があった場合、それが焙煎してからの経過時間によるものでないことを証明するため、焙煎からの経過日数の違う豆もそれぞれ用意して、比較します。

①②焙煎から１日後のコーヒー豆の比較

焙煎から１日後、ミルの刃の交換

③④焙煎から１４日後のコーヒー豆の比較

焙煎から１４日後、ミルの刃を交換

いかがですか？ わずかに、違いが現れましたね！

いずれも、新しい刃に交換すると、より膨らむようになりました。

このことから、使っていくうちにミルの刃は少しづつ削れて、挽き具合にバラつきが出てきていることが分かりますね。

ほんのわずかですが、粗い豆と微粉が出てしまうことで、抽出の見た目に違いが現れました。

ちなみに、下の画像は、刃を交換前に挽いた粉と交換後に挽いた粉です。

肉眼で確認できるほどの違いはほとんどありませんが、違うんですね～

味覚検査での比較

もし、何年もコーヒーミルを使用していた場合は、メンテナンスもしてみてはいかがでしょうか。

気付かないうちに劣化しているコーヒーミル。

毎日黙々とコーヒーを挽いてくれていますが、見えないところで疲れが見えてしまうのですね。

日々のメンテナンスや新しい刃に交換するだけで、ミルも生まれ変わり、また美味しいコーヒーが淹れることができますね！

ご参考になれば幸いです。