2020年10月、きゃろっとマガジンの記事で【電動コーヒーミル比較!おすすめのミルは!?】で、たくさんのご紹介をさせて頂きました。
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その中でも、トップクラスにスタイリッシュなモデル「ハリオ V60電動コーヒーグラインダー」を実際に使用してみました。
「ハリオV60」と言ったら、ペーパードリッパーは、誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
有名バリスタ監修のアイテムなどもあり、魅力的なメーカーですよね。
他にもポットやサーバーなどを取り扱っているので、なんでもハリオで揃えたくなるコレクター魂にも火がつきますね。
その上、どれもカッコいいので、格好から入るぼくたちにはぴったり!
ですが、果たして性能的にはどうなのか。
使ってみないと分からなかったこと、使ってみて分かった おススメ ポイントや改善点をきゃろっと的にレビューしたいと思います!
お家にやってきたハリオ V60電動コーヒーグラインダー
ブラックのボディがスタイリッシュで、しゅっとした見た目は、まるでカフェのようです!
高さ約39cm、奥行きも約24cmほどあり、「高さがあるなぁ」という印象を受けますが、実際に置いてみるとこんな感じです。
我が家では、キッチンの背面カウンターに置いて使用してみました。
おススメの挽き具合は、ダイヤル34。
どの銘柄を使用してもこのくらいで問題ありませんが、44もの目盛りがあります。
とても細かく調整できることが、このコーヒーミルの特徴でもありますね。
こだわり派のあなたは、すこーしずつ挽き具合を変えて、ベストポジションを見極めるのも楽しみのひとつですね!
また、前回ご紹介したボンマックとの違いは、 エスプレッソ用の「極細挽き」まで対応している点です。
ドリップやプレスだけでなく、エスプレッソもご自宅でお召し上がりいただいている方には、こちらはおススメの機種と言えますね。
きゃろっと的おすすめポイント
■ 粉の粒度が均一
コーヒーは、ミルの性能によって、挽いた粉のバラつきが出てしまいます。
こちら の記事で飲み比べをした際、このコーヒーミルで淹れたコーヒーが、特に濃度が出ていて、フレーバーをよく感じることができました。
このことから、ハリオのコーヒーミルは、豆にダメージを与えることなく適切に挽くことができていることが分かりますね!
もちろんクリーンなコーヒーに仕上がっていましたので、 均一に挽くことができます。
■ 挽くスピード
きゃろっと調べでは、 挽くスピードがミルの価格にほぼ比例することが分かりました。
こちらは、価格的にミドルクラスの機種になるかと思いますが、やはりスピードもその通り。
30gのコーヒー豆を約15.6秒で挽くことができるんですよ。
また、この機種は、スイッチや粉の出てくる様子が、カッコいいんです!
下の画像のように、粉の出口の下に、スイッチパッドがあります。
これをドリッパーや粉の容器などで押すことで、グラインドが開始します。
これ、まるでカフェで働くバリスタみたいじゃないですか?
コーヒーの味わいは、コーヒー本来の味だけではなく、雰囲気もとっても重要です。
コーヒーを淹れる準備の段階から、気分を上げて、素敵なコーヒータイムはいかがでしょうか。
■見た目がカッコいい
誰が何と言おうと、唯一無二のスタイル。
いさゆるサードウェーブ系のカフェに置いてあってもおかしくないようなスタイルは、持っているだけで所有感を満たしてくれます
■静電気の発生が少ない
コーヒーミルの永遠の課題でもある、微粉の飛び散りが、少ないんです!
毎日使用していると、このように多少は飛び散りますが、他機種と比べるとダントツの少なさです。
色々なコーヒーミルを使用していると、機種によって「こんなに飛び散るのか」とコーヒーを挽くことさえも億劫になるほどですが、本当にこれは楽チンです。
改善ポイント
■挽く音がうるさい
友人が、ぼくの家に遊びに来た時のことです。
夫婦共々コーヒー好きなので、遊びに来た時には、いつもコーヒーを振る舞います。
前回来た時はボンマックを使用していましたが、今回ハリオのV60でコーヒーを挽き始めると…
何何ッ!?
うるさくて、話が聞こえないじゃん!!
…なんだ、コーヒー挽いてくれてたんだね。
それにしても、大きい音。
そうなんだよ~
このコーヒーミルの唯一の難点が、うるさいことでさ。
いつも家族で一番最初に起きるんだけど、 朝一でみんなが寝てる中、コーヒーを挽くのが、気が引けるほど大きい音だよね。
でも、すっごい性能がいいコーヒーミルなんだよ!?
いや~、私はあんまり気にならないけど、アパートとかマンションに住んでいる方は、もしかしたらご近所の迷惑になってしまうかもしれないよね。
実際に、挽いているときの作動音を、スマホの騒音計で計測してみました。
今回は89dbを示しましたが、数字以上に、音の質が気になりました。
高い音が部屋中に響き渡ってしまうようなイメージです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の騒音に関しては、使用する方によっては大きな問題点になるかと思います。
ただ、音量の感じ方は、人によって異なり、静かな環境で挽くと気になるような音量です。
普段、日中に挽く分には、全く問題なく使用でき、今回はあくまでも、きゃろっと的に感じたレビューです。
もし、こちらの記事をご覧いただいていて、新しくコーヒーミルの購入や買い替えをご検討の場合は、少しでもベストなご選択ができるお手伝いになれば嬉しいです。
コーヒーミルに何を求めるのかは、使用する人によって異なります。
これからも色々なコーヒーミルのレビューができればと思っていますので、ぜひお付き合い下さいね。
この記事を書いた人
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。
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