きゃろっとの常連のお客様(定期便にご登録いただいている方)の約9割が、『豆のまま』でご購入いただいております。
お試しセットと一緒にお届けした小冊子「珈琲道」でご案内している通り、僕たちは『豆のまま』でのご購入を強くおススメしています。
理由は簡単!
コーヒーを美味しく飲むことができるから。
ありがたいことに、たくさんのお客様が『豆のまま』でご購入いただくことで、僕たちが味わってほしいコーヒーに、より近いの味を感じていただいています。
下記のページでご紹介しているように、粉でご購入いただくなら、プロペラ式だっていいんです。
▼現在コーヒーミルをお持ちでないならば、お願いがあります
でも、世の中には、とーってもたくさんのコーヒーミルが存在しますよね。
「美味しいコーヒーを飲むためにはどれを選んだらいいの?」
きゃろっとのコーヒーをお選びいただいたこだわり派のあなたは、きっとお悩みなのではないでしょうか。
そこで、僕たちでコーヒーミルを集めて、きゃろっと的にレビューをしてみようと思います。
コーヒーミルの基本的な構造は3種類
たくさんあるコーヒーミルも、基本的な構造は3種類だけ。
それぞれの構造を知ることで、ミルを選ぶ手段が増えますね。
また、どの構造のコーヒーミルもメリットとデメリットがあります。
ご予算別、用途別にご参考にしていただき、ご自身にピッタリのコーヒーミルをお選びいただければ嬉しいです。
ブレードカッター(プロペラ型)
とっても簡単な構造ですね!ご家庭のフードプロセッサーとほとんど同じ構造です。
ブレードが高速回転することで、コーヒー豆を細かく砕きます。
初めて「豆のまま」でご購入の方には、ぴったりの入門機種がこのプロペラ型のコーヒーミルですね。
メリット
- お手頃価格
デメリット
- 挽き具合の調整が難しい
- 微粉が出やすい
コニカルカッター(円すい型)
電動コーヒーミルのほとんどが、上の画像のようになっています。
真ん中の円すい形をした刃と、それを囲むようにたくさんスリットの入った固定された刃が見えますね。
下の画像は、手動のコーヒーミル見られる構造で、同じような刃になっていることが分かります。
円すい形をした刃が高速回転することで、間にコーヒー豆を砕きます。
コーヒー豆を切り刻むイメージですね。
この構造を持ったコーヒーミルは、機種によってかなり細かいエスプレッソ用に挽き具合まで調整可能であることが最大の特徴です。
メリット
- 均一に挽くことができる
- エスプレッソ用の極細挽き対応機種が多い
- 掃除がしやすい
デメリット
- 少し高価
- メンテナンスがしずらい
フラットカッター(臼式、カッティング式)
上位機種に多いフラットカッタータイプのミルには、カッティング式と臼式の2種があります。
どちらも同じような構造ですが、刃の形状がかなり異なることがわかりますね。
上のカッティング式は、コーヒー豆を切り刻むイメージ。
下の臼式は、コーヒー豆をすりつぶすイメージでコーヒーを挽きます。
カッティング式に比べ、臼式の方が熱が入りやすいといわれています。
熱が入ることで、コーヒーの味を変えてしまうことが考えられますが、それ以上のメリットがたくさんあります。
予算に余裕がある方は、ぜひおススメしたいコーヒーミルです。
メリット
- 均一に挽くことができる
- 素早く挽くことができる
- 動作音が静か
- 掃除がしやすい
デメリット
- かなり高価
- 静電気による粉の付着が多い
集めたコーヒーミルは、合計10機種
お待たせいたしました!
ここからは、価格の安い順で各コーヒーミルをご紹介します。
2020年6月に某大手通販サイトで紹介されている価格となりますので、こちらの価格もご参考にご検討くださいね。
※販売価格は変動します
※送料手数料などは含まれません
まずは…
「私の考えている価格帯のものはあるのかな」
「どんな構造をしているのかな」
「オシャレな見た目のものはあるのかな」
など、少しでも皆さんのコーヒー選びのお役に立てれば嬉しいです。
※2021年9月更新
電動ミルに関しては、同条件でコーヒーを飲み比べを実施しました。
下記の項目別にきゃろっと的に評価したので、参考になれば幸いです。
ハリオ コーヒーミル・セラミックスリム
2,521円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : セラミック臼式
静粛性 : ー
スピード : ー
今回ご用意したコーヒーミルでは最安値!きゃろっとのコーヒー豆とほぼ同じお値段で購入できるコーヒーミルです。
でも、値段じゃありませんね。豆を挽く機能だけでいえば、コスパ最強!「豆のまま」で挑戦してみたい方は、ぜひおススメしたいコーヒーミルです。
メリタ 電動コーヒーミル
3,180円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : ブレードカッター
静粛性 : 85dB
スピード : ー
今まで粉で購入していたけど、やっぱり豆で購入したい。でも、時間がない。
そんな方には、おススメの超お手頃電動ミル!
プロペラ式特有の挽きムラは多少あるものの、ご家庭で挽き立てのコーヒーを味わうには、ぴったりの入門機種です。
ポーレックス セラミックコーヒーミル
6,930円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : セラミック臼式
静粛性 : ー
スピード : ー
「手挽きのコーヒーミルだって、見た目にこだわりたい。」
実を言うと僕も、なんでも格好から入る方なんです。そんなあなたには、コレ!
さらに、このコーヒーミルは見た目だけではなく、機能的にも素晴らしいミルです。挽き具合も均一で、微粉が少ない優れもの。ハンディタイプなので、キャンプなどに持って行っても大活躍ですね!
カリタ セラミックミル コーヒーミル C-90
7,280円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : セラミック臼式
静粛性 : 90dB
スピード : 47秒(30gを使用)
電動コーヒーミルの入門機種。10種中豆を挽くスピードがもっとも遅く、待ち時間が気になりました…。
でも、そこは電動ミル。きちんと均一に挽くことができます。
デバイスタイル GA-1X
8,780円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : コニカルカッター
静粛性 : 87dB
スピード : 40秒(30gを使用)
まるでコーヒーミルではないような風貌が、ご自宅のキッチンにもマッチするのではないでしょうか。
コニカル式というミルの形状が特徴で、エスプレッソ用の「極細挽き」も挽くことができます。エスプレッソマシンをお持ちの方は、手を伸ばせば届く価格で、挽き立てのエスプレッソを淹れることができますね!
ボダム BISTRO コーヒーグラインダー
9,090円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : コニカルカッター
静粛性 : 90dB
スピード : 約11秒(30gを使用)
オシャレなコーヒー器具をたくさん取り扱うメーカーは、コーヒーミルだってひと味違いますよね。質感がマットで、とってもオシャレ。
このコーヒーミルも細かい挽き具合まで対応するコニカル式を採用し、エスプレッソ用の「極細挽き」から「粗挽き」まで対応の優れもの!
デロンギ コーヒーグラインダー
15,505円(Amazon最安値)2020.6.1現在
→こちらの商品は廃盤になってしまいました
後継機種は、デロンギ コーヒーグラインダー KG366J
10,818円(Amazon最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : コニカルカッター
静粛性 : 89dB
スピード : 21秒(30gを使用)
家庭用エスプレッソマシンでも有名なメーカーのコーヒーミル。これまでの2機種と同じように挽き具合の調整幅がとても広いことが特徴です。
さらに、静電気で付着するコーヒー粉がダントツで少ない優れもの!コーヒーを挽いていて、 一番のお悩みが 「まき散らしてしまうコーヒー粉」 というからもいらっしゃるのでは!?このコーヒーミルなら、毎回掃除する手間が省けますね。
※後継機種は評価が変わる場合があります
ボンマック コーヒーミル
17,578円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : フラットカッター(カッティング式)
静粛性 : 86dB
スピード : 8秒(30gを使用)
ここら辺から上位機種と言っていいのではないでしょうか。 豆を挽くスピードが、10秒を切り、あっという間にコーヒーを挽くことができます。
この価格で、こんな本格的なコーヒーミルが手に入るなんて…。個人的には一押しの赤いボディが、きゃろっとのイメージともよく合います。
ハリオ V60 コーヒーグラインダー
23,528円(楽天最安値)2020.6.1現在
→こちらの商品は廃盤になってしまいました
後継機種は、ハリオ V60 コーヒーグラインダー コンパクト EVC-8B
11,000円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 : コニカルカッター
静粛性 : 88dB
スピード : 約12秒(30gを使用)
コニカル式の最高値のコーヒーミルは、 すらっと背の高い機種のご紹介です。スタイリッシュさがピカイチ!ミル上部のホッパーにコーヒーを入れておけば、ワンタッチでいつでも挽き立てのコーヒーがミ出てきます。
カフェでエスプレッソを淹れる時、カッコよくコーヒー豆を挽いているアレ!バリスタの使用するグラインダーみたいで、気分もあがりますね~。
※後継機種は、評価が変わる場合があります
フジローヤル 小型高性能ミル みるっこDX
48,800円(楽天最安値)2021.10.9現在
ミル方式 :フラットカッター(グラインド臼式)
静粛性 : 88dB
スピード : 5秒(30gを使用)
やっぱりかっこいい!お値段も立派!!
自宅では持て余してしまうほどの存在感。
お店でこのコーヒーミルを使っていてもおかしくはないほどかなり高性能で、挽くスピードや粉の均一性は、ダントツです。高嶺の花のような存在ですね。
最終結果発表
きゃろっと的に総合的に評価をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
コーヒーミルの見た目や内部の構造、性能やそれに伴う価格など、少しでもご参考になれば嬉しいです。
コーヒーミルは、これ以外にもまだまだたくさん存在しますが、どれを選ぶにしても、あとはみなさんの好みやお財布事情になります。あまり堅く考えずにお選びくださいね。
また、コーヒーミルを所有する一番の価値は、コーヒー豆を飲む直前に挽くことができることです。
どのコーヒーミルを選んでも、挽いたものを買っていた頃とは比べ物にならないほど、毎回美味しいコーヒーを淹れることができるかと思います。
みなさんのコーヒータイムが、素晴らしいものになりますように。
この記事を書いた人
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。
みなさまの「なぜ?」をぜひお聞かせください!
▼コーヒーの疑問・質問、比較実験のリクエストはこちら
珈琲きゃろっとお問い合わせフォーム