お客さまから、こんなご質問をいただきました。
エスプレッソも淹れることができる全自動コーヒーメーカーで、
レギュラーコーヒーを淹れています。
全自動の機種でも、美味しく淹れることができるのでしょうか。
お使いのコーヒーメーカーは、エスプレッソを淹れることができる機種とのことなので、圧力をかけて、コーヒーを抽出するエスプレッソマシンですね。
最初の画像は、きゃろっとの実店舗で使用している業務用のエスプレッソマシンです。
家庭用機種としては、「デロンギ(De’Longhi)」がとても有名です。
代表的な機種マグニフィカなどは、聞いたことのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
この他、「ビアレッティ(BIALETTI)」や「アスカソ(Ascaso)」などが知られていますよね。
決して安価なものではありませんが、その分、使いこなすことでコーヒータイムの楽しみの幅がグーっと広がります!
もしエスプレッソマシンをお持ちの方やご検討中の方は、こちらをご覧いただきご参考になれば幸いです。
まずは淹れ方の前に、エスプレッソってどんな飲み物?というところからご紹介いたしますね。
エスプレッソとは?
きゃろっとでおススメしているネルドリップコーヒーは、いわゆるレギュラーコーヒーですね(画像中央)
レギュラーコーヒーは、ネルフィルターの他、ペーパーフィルターや金属フィルター、プレスなどがこれに当たります。
1杯の容量が約120~150ml、カップソーサーやマグカップで飲むことが多いです。
一方エスプレッソは、1杯の容量が約25~30mlと少なめです。(画像右)
エスプレッソと言えば、小さくでかわいい、デミタスカップですね!
レギュラーコーヒーに比べると少しさみしいですが、エスプレッソはコーヒーの旨味成分がギュッと凝縮された味わいを楽しむことができます。
この1杯の量と味の濃さが、大きな違いなのではないでしょうか。
また、この違いは、淹れ方や抽出器具により表現されます。
エスプレッソを淹れるために必要な道具といえば、エスプレッソマシンですね。
業務用のものや電気式、直火式などがありますが、どれも共通して圧力を利用して濃いコーヒー液を抽出します。
短時間でサッと淹れることができるエスプレッソは、発祥の地イタリアでは一般的な飲み物として人々の生活に根付いています。
エスプレッソ(espresso)の語源は、「急行」「特別な」というエクスプレス(express)が語源になっている通り、イタリアの朝では誰もがエスプレッソをサッと飲んで、一日が始まります。
日本では、ミルクと合わせることが一般的になっていますね。(画像左:カプチーノ)
実店舗でもご提供をさせて頂いているアイスカフェラテやカプチーノ、ホイップクリームを乗せたチョコラテコンパンナは、エスプレッソとミルクを合わせたアレンジドリンクになります。
普段コーヒーを飲まない方でも、ミルクと合わせることで、口にしたことがあるのではないでしょうか。
それでは、エスプレッソがなんとなく理解できたところで、早速淹れ方にいってみましょう!
「きゃろっと式」エスプレッソマシンの使い方
今回のご相談では、エスプレッソマシンでレギュラーコーヒーをお召し上がりいただいていましたね。
エスプレッソマシンの機能で、レギュラーコーヒーを淹れることができるかと思いますが、こちらの方法をいただくとより本格的な味になります!
- エスプレッソを抽出する
- 1のエスプレッソに対して60~100cc程度のお湯を差し湯する
とっても簡単ですよね~。
実はこれ、「アメリカーノ」というエスプレッソベースの飲み物なんです。
ちなみに、オーストラリアでは、「ロングブラック」とも呼ばれ、世界中で親しまれている飲み方なんですよ。
この淹れ方でしたら、エスプレッソの特性上、短時間で抽出するため、コーヒーの雑味を抽出せずに良質な成分のみ抽出できます。
なので、上記のような抽出方法で淹れて頂くと、コーヒーの個性をお楽しみただけるだけでなく、雑味の無いクリーンなコーヒーになります。
さらに、コーヒーオイルもたっぷり抽出できるため、まろやかさも味わうことができます!
いかがでしたでしょうか^^
エスプレッソマシンをお持ちの方やご検討中の方は、ぜひご参考にしてくださいね。
この記事を書いた人
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。
みなさまの「なぜ?」をぜひお聞かせください!
▼コーヒーの疑問・質問、比較実験のリクエストはこちら
珈琲きゃろっとお問い合わせフォーム