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現在コーヒーミルをお持ちでないならば、お願いがあります

ぜひ、コーヒーミルを買ってください!

珈琲きゃろっとの内倉です。
いきなり、押し売りみたいになってしまいましたね^^;

でも本当に、ミルを押し売りしたくなるくらい、新鮮なコーヒーの場合は、「挽き立て」と「そうではない場合」は、味に違いが出てきます。

挽き立てを飲まないと、もったいないです!そのくらい、出来上がりのカップに差がでます。

でも、「いちいち豆を挽くのが面倒」という方は多いはずです。

そこで、僕がおススメしているのが、電動式(プロペラ式)のコーヒーミルです。どこで購入してもいいと思います。

ネットで探せば、価格も2,000円~とそんなに高くはありませんし、これを持っているだけで「簡単に」挽き立てのコーヒーが楽しめます。

電動ミルの利点は、なんと言っても楽なことです。

1人前のコーヒー豆なら、「約5秒」。2人前でも「約10秒」で挽けてしまいます。

正直な話、プロペラ式のミルは、お店などの業務用で使うコーヒーミルに比べると、どうしても豆は均一に挽きにくいです。ですが、ここからが肝心です。

お店の業務用ミルで挽いてもらい、粉の状態で保存した豆を飲むよりは、プロペラ式のミルでも
自分で、飲む直前に挽いたコーヒー豆の方が、ずっと美味しいです。香りが全然違います。

また、保存期間も、豆の状態の方が長く鮮度を保てます。

コーヒーを美味しく飲むために、一番重要なのは「どのミルで挽くか」ではなく「飲む直前に挽く」ということなんです。

ですから、コーヒーミルをお持ちでない方は、ぜひご用意することをおススメします!

どうして、電動ミルなのか?

コーヒーを粉の状態で買う方の一番の理由は、コーヒー豆を挽くのが面倒ってことですよね?
手動のミルでコーヒー豆を挽く場合、どうしても5分くらいは時間だ掛かってしまいます。

手動のコーヒーミルで5分かけて豆を挽く作業というのは、腕も疲れますし、毎日やるとなるとかなり面倒ですよね。

まして、朝にコーヒーを飲む人にとってみれば、なおさらです。

ただでさえ、朝はドタバタするのに、手動のミルでコーヒー豆を挽いている余裕なんで、ほとんど人はないと思います。

でも、極力、面倒な作業を最小限にしてあげれば、誰でも手軽に、自宅で美味しいコーヒーが飲めるんです。

これなら、簡単ですよね!?あなたのする作業は、10秒で豆を挽いて、コーヒーメーカーにセットするだけですから。

ね?これなら、毎日でもできそうじゃありませんか?

※伝わりやすいように記載しましたが、10秒という数値は、実測値ではございません
※使用する豆の量などによって、若干前後します

どのくらい味や香りに違いが出るのか

【新鮮なコーヒー豆を使用】
・プロが淹れた「挽き立て」のコーヒー 100点
・家庭で、適切に淹れた「挽き立て」のコーヒー 90点
・コーヒーメーカーで淹れた「挽き立て」のコーヒー 80点
・プロが淹れた「粉の状態で保存」のコーヒー 70点

【古くなったコーヒー豆を使用】
・プロが淹れた「挽き立て」のコーヒー 0点

こんな感じになると思います。
 
実際に、下記の条件でも試してみたので、ご参考にしてください。

実際に比較してみた!

■使用した豆
①焙煎し、豆のままで3日間常温保存した「グアテマラ・グアヤボ農園」 30g
②焙煎し、粉の状態で60日間常温保存した 「グアテマラ・グアヤボ農園」 30g

■比較実験方法
①の新鮮なコーヒー豆 30g をコーヒーメーカーで淹れる
1.コーヒーメーカーにセットする前に挽く
2.150mlの水をセットして、スイッチON!
3.ポタっと最初の一滴が落ちたら一旦スイッチを切り、30秒蒸らす
3.蒸らし終えたら、再スタートする
4.100mlのコーヒー液ができあるので、200mlのお湯を足す
※きゃろっと式コーヒーメーカーの淹れ方をご覧になっていない方は、コチラ

②の古いコーヒー粉 30g をハンドドリップで淹れる
1.ペーパーフィルターに粉をセットする
2.87℃に冷ましたお湯50mlを注ぎ、30秒蒸らす
3.蒸らし終えたら、100mlのお湯をゆっくり注ぐ
4.できあがった100mlのコーヒー液に、200mlのお湯を足す
※きゃろっと式の淹れ方をご覧になっていない方は、コチラから

浅野大地
浅野大地

「んっ!イケる!」
①のコーヒーはコーヒーメーカーで高温で淹れているから、いつもより苦みは少し感じるけど、クリーンだし、簡単さを考えたら十分だよね。

さーやん
さーやん

そうだね!
逆に②のコーヒーは、かなり気を使って淹れたけど、もちろん膨らまなかったし、少し酸化したような酸っぱい味も感じる。

この結果を見て「粉で買って、失敗した~!」と思われた方のために説明させていただきますが、表でも分かる通り、新鮮な豆の場合、粉の状態でも古くなった市販の豆と比べれば、ずっとずっと美味しいです。

でも、飲む直前に豆を挽けば、さらにもう一段階、上質なコーヒーが味わえるんですね。

また、80点以上の挽き立てのコーヒーの味というのは、コーヒー通や味覚の鋭い方が意識して飲まないとわからないくらいの、微妙な味の違いです。
 
ですから、普段飲みならコーヒーメーカーでも十分ということですね。
 
一方、古いコーヒー豆や酸化したコーヒー豆の場合は、引き立てであっても、どんな素晴らしい名人が煎れたとしても、美味しくなりません。

最後に、きゃろっとからもう一度お願いです

当店では、現在、約90%のお客様が「豆の状態」でのご購入になっています。
これは、とっても嬉しいことです。

僕は、新鮮なコーヒーの素晴らしさをもっと多くの人に伝えたいと思っています。

でも、いくら美味しいと分かっていても、面倒なことというのは、ほとんどの人がやりたくないんですよね。

だからこそ、僕たちはコーヒーメーカーや電動ミルの使用をおススメします。

わざわざ、最初から「ペーパーで淹れろ」「ネルで淹れろ」なんて、敷居が高すぎます。
でも、コーヒーの業界ってそうなんです。

なぜか「新鮮なコーヒー豆なんだから、ペーパーやネルで淹れないとだめだ」という変な風潮があります。

確かに、ペーパーやネルドリップで、適切に淹れたコーヒーというのは、格別なものがあります。

コーヒーが趣味の人にとっては、「どうすればもっと美味しく淹れられるか?」なんて試行錯誤するのが楽しいんです。もちろん、僕もそのひとりです。

でも、多くの人にとっては、はっきり言って、どんな微妙な味の違いなんかよりもどうやったら、簡単に、おいしいコーヒーが淹れられるか?の方がよっぽど重要ですよね?

新鮮でおいしいコーヒーだからこそ、もっとたくさんの人が、手軽に飲めるようにすべきだと思っています。

現在レギュラーコーヒーを飲む人の、コーヒーメーカーの普及率は8割と言われています。
これは、言い換えれば、コーヒーを飲む8割の人が、「手軽にコーヒーを楽しみたいと思っている」ということです。

だから、まずは手軽な方法で、新鮮なコーヒーのおいしさを分かってもらった上で、 「もっとおいしく」とか「コーヒーのことがもっと知りたい」と思う人は、ペーパーやネルドリップでの抽出にステップアップしてくれれば、焙煎士の僕としては嬉しいです。

珈琲きゃろっと
内倉