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<編集後記>トムトムキキルさんのインタビューを終えて思った「らしさって、なぁに?」ということ トムトムキキルインタビュー5

インタビュー後 松原家&大石家での記念撮影をパチリ

こんにちは。大石です。
ここまで4回にわたってトムトムキキルさんのインタビューを記事にしてきました。

読んでいただた方、ありがとうございます!勝手に大好きです。
そして、今回は編集後記として、インタビューを通じて感じたことと徒然と書いていきます。もうちょっと、お付き合い、よろしくお願いします!

前回お邪魔したイタリアンのお店「ジリオ」さんでもそうだったのですが、今回のインタビューも大石家4名、家族総動員で臨みました。イッツMYファミリー。僕としては、安定した最強の布陣です。

インタビュアー僕、カメラマン娘2人(8歳、6歳)、娘のフォロー(お世話係り)妻。

しかし、まぁ…。松原さんからしたら取材したいと言って来た人たちが、家族連れって(笑) 「?」になりますよね…。ゾロゾロ家族でお店に入っていく姿は、どう見ても食事を楽しみに来たファミリーです(笑)。

僕個人的には、事前準備をてんこ盛りで、ドキドキ緊張していましたが、結果、緊張感の無い雰囲気ですみません。 そして、こんな家族旅行感と手作り感満載のインタビューに、真剣に答えてくれて只々感謝しております。

松原さんをはじめ、スタッフのみなさま。子供にも優しくしてくれて…ありがとうございました! 僕としては、子供に「こんな素敵なお店がこの世にあるんだぞ」ということを見せれて、勝手に鼻高々です(笑)

カメラ担当の長女。何を撮っているのか…(笑)

さて、今回のインタビューを終えて、色々な感想が頭の中を駆け抜けていきます。
お話を聞き終えた時は「頭、横にしたら、耳から全部出ちゃう」と思うくらい、僕の脳みそはパンパン。

※僕の脳みそのキャパが小さいことも原因ですが…(トホホ)

家に帰りつつ、一番に思ったのは「いったいこのご夫婦、どれだけ血反吐を吐きながら話してるんだろう」ということ(笑)

松原さんご夫婦は、きっと、頭にある「漠然とした部分」を、そのままにしておかないんですね。「妥協しない!家族が幸せになること」「ダメ!漠然」そんな心意気を感じます。

だから、ご夫婦でとことん話し込むことで、漠然とした部分の実態を掴むし、掴むことを諦めない。さらに、掴んだら、引っこ抜いて、その対策を立てて…。と、そんなPDCAを繰り返してるんですね。

それ故か、松原さんにどんな質問に対しても「言語化された」返答がスイスイと出てきました。

つまり、それはご自身の行動や、トムトムキキルさんの活動には「意味があって」取り組んでいる証拠なんだと思います。 同時にその意味を理解し、共有できているから、トムトムキキルさんは軸がしっかりあるんだと確信しました。

行動力があるから、その時のインスピレーションを大事にして動くこともありますが、それらも全て、考え抜いて作られた「トムトムキキル」というフィールドの上で行われています。

それこそが、的を外すことの無い「安定感のある、伸びやかなでユニークな躍動感」に繋がっているんですね。
いや、これって凄まじいことです。

子供がちょろちょろお邪魔しましたが(笑)松原さんのお話は真っすぐブレない!

様々な取り組みをしていながら、どれもちゃーんと「トムトムキキルらしい」と感じるのは、それが故のことでしょう。

良い意味での「らしさ」。

ブランディングとして計算しているところと、生きているだけでにじみ出ている個性とが交わり合って、他に類を見ないお店が出来上がってるんだなぁと感じています。

その時、ん?自分たちはどうだろうと考えました。「きゃろっとらしさ」って一体何だろう?僕らが大事にしている「きゃろっとらしさ」。

色々な言葉は思い浮かんできますが、案外、表現して共感するのは難しいものです。

ただ、「きゃろっとらしさ」について、すぐに思いつくことがあります。

僕はきゃろっとで携わっている仕事の一つに、 お客さま対応があります。 そこで、お客さまからいただくメールに「きゃろっとさんらしい」という言葉をよく目にします。 どんな時に言っていただいてるかなぁ~と思いを巡らすと、 (あんまり胸を張れないのですが…) 僕らがミスをしてしまった後に、よく言っていただいています。

ミスの後に、正直にお詫びしたり、包み隠さず状況をお伝えした時に 「きゃろっとさんらしい」という言葉を頂戴することが多いです。


それは悪い意味で「ミスばっかりするのは、きゃろっとさんらしい」っていう残念なコトじゃなくて(コレだとマズい!) 「正直に伝えてくれたことに、きゃろっとさんらしい誠実さを感じます」という意味で仰ってくれています。

これは嬉しいです。本当、嬉しい。

寛大な心の広さに感動するだけではなくて、 「きゃろっとは正直なところだ」と思って貰えていることに、とてつもない喜びを感じます。

つまり、きゃろっとらしさは「正直」ということですね。

だから、その期待に「これからも応え続けたい」と思います。そして、 正直でありたい。もう、正直でしかいられない。と感じています。

正直言って、松原さんにめっちゃ見られてめっちゃ緊張しました(笑)

さて、インタビューに話題を戻しますが、松原さんお話は本当に面白かったです。

あの面白さのどれ程を記事でお伝えできたか。僕は心配で眠れません(毎日8時間くらいしか(笑))

内容の充実感もありますが、松原さんはワードセンスが秀逸。 インタビュー記事を作成する時 話してくれた言葉をできる限りそのまま伝えるよう、もの凄く意識しました。

中でも「松原さんのインタビュー最も印象的なワードランキング(自分調べ)」1位は 「自己肯定間MAX」でしょうか(笑) 自己紹介で『松原 自己肯定感 崇弘』とミドルネームに入っちゃうくらい。セルフコンパッション半端ないとも5回くらい仰ってました(笑)

ちにみに、インタビューの後日、 松原さんがきゃろっとに遊びに来てくれました。 その際、松原さんと初対面の内倉が「僕も自己肯定感MAXなんですよ」と言ってました(笑)

結構身近に、自己肯定感MAXの人っているもんなんですね(笑)

それは、自己陶酔的なことでは無くて、 自分のありのままの気持ちに素直で、大切なものが明確 ということなんだと思います。 自分が好きと思ったことに対するエネルギーが、猛烈MAXな感じです。グワッ~と没頭するような。

そう考えると、松原さんと、内倉。確かに似てます。

そして、先ほどの「きゃろっとらしさ」の話しで出た 「正直でありたい。正直でしかいられない」ということにも共通しているんだと思います。

自分に正直だし、同じだけ周りにも正直なんだろうな、と。
自分に嘘は付けないから、作るもののクオリティも、自分の納得したものだけになる。
つまり、絶対に手を抜けない、ということになります。

コンビ名は「自己肯定感MAX」です。

考え方の根っこは至ってシンプル。

トムトムキキルさんでは…
美味しいカレーを作りたい。
お客さんに喜んでほしい。
家族を大事にしたい。
仲間を大事にしたい。

きゃろっとでは…
美味しいコーヒーをご用意したい。
お客さまに喜んでほしい。
家族を大事にしたい。
関わる人みんなをハッピーに。

トムトムキキルさんときゃろっと。同じくらいシンプルで、同じ方向を見ています。 違うのはカレーかコーヒーか、ということでしょうか。

そんなふうに生きていたい、そんなお店でありたいと思う気持ちに、正直なんですね。

あと共通点は、 松原さんと僕と、きゃろっとの内倉が同じ年というのも、共通点でしたが(笑)

話してみたら、実は同い年でした(笑)

そうそう。今回のインタビュー記事作成後、「あ!構成失敗したかな!?」と思うことがありました。

インタビュー記事で、松原さんのカレーのお話は4話中1話だけ。

スープカレー店へのインタビューなのに?カレーの話題、少なすぎたかな?スパイス不足なんじゃないか!?なんて思ったりしました。 念のため、ここで急に声を大にして言いますが(笑)カレーめっちゃ美味しいですよ。
本当に本当です。


そして、4話中3話は店作りやスタッフの方への想いでした。どうしても削れなかったんですよね…。

ただ、読んでくれる人に…
松原さんが、「カレーを愛してる」という自分に正直であることが伝わったら。
トムトムキキルさんが、色んなことにこだわっていることが伝わったら。
作るカレーも「そりゃこだわってるし、美味しいカレー作りそうだわ」って、わかってもらえるだろう!と思ってます(甘えた願望でスミマセン(笑))。


その考えを裏付けるように、読んでもらった方のご感想では、『トムキキさんのカレーめっちゃ食べてみたくなりました!』と言ってもらえて。内心ホッとしています(笑)

想いの強さ。シンプルであるほど、その力は強くなるような気もします。

きゃろっとのコーヒーも同じ感覚があります。

内倉、やたらこだわります(笑)そこまでやる?と。そして、いつも考えはシンプル。

うん。これは、松原さんがカレー馬鹿としたら、内倉はコーヒー馬鹿なんですね~。

思い出すのは、きゃろっとに、コスタリカから産地の人が来てくれたときのこと。

コスタリカの農園の方々が、 内倉の焙煎へのこだわりや、生豆の数値的な評価・計算方法などを聞いて
「こんなことを取り組んでるのは、世界でダイスケ(内倉)だけだよ」と 驚いてたのが印象的です。

そして、内倉が焙煎したコーヒーを飲んで、「そりゃ、こんなに美味しコーヒーが焙煎できるよね」と。

自分の思いに正直で、 自分の思う「理想の味」がある。

そこに「愛情」というターボエネルギーが加わったら、 途方もなく美味しいものができあがる。
それはコーヒーであってもカレーであっても。

同時に、「経営者」という側面から見ても、「理想の働き方(会社)」がある。
そこに「関わる人への愛情」というターボエネルギーが加わったら、 途方もなくユニークで良い会社ができあがるんだと実感しています。


いやぁ本当に楽しい時間でした。

では、美味しいカレーを食べて、食後に美味しいコーヒーを飲もうと思います。

お付き合い、ありがとうございました!


スープカレートムトムキキル
〒 004-0843
北海道札幌市清田区清田3条2丁目14−15
電話  011-881-6280



大石 広土

この記事を書いた人 
こんにちは!珈琲きゃろっとの大石です。
毎日、お客様対応や焙煎業務など色んな事に携わっております。楽しいです^^
嬉しい言葉や、美味しい!のご感想をみては、「幸せな仕事がきてうれしいなぁ~」と実感してます。

そして、我が家のエンゲル係数異常値ですが、食道楽はやめられません(笑)
食道楽が高じて「どんな人が、どんなふうに作ってるんだろう」という興味を抑えきれず、素人ながら、家族で突撃インタビューをしています。完全に趣味です(笑)

美味しいコーヒーと同じくらい、この世の美味しいものが好き。もう、この気持ちに素直に生きています(笑)

コーヒーのこと、お客様やサービスのこと、きゃろっとのこと、食道楽のこと(笑)など色んな角度から魅力再発見するお手伝いができたら嬉しいです。

もし良かったら、コーヒーと一緒にお付き合い下さい。