いつもきゃろっとのコーヒーをお楽しみいただきありがとうございます!
珈琲きゃろっとの浅野大地です^^
いつもコーヒーをお届けしているあなたなら、今回のコーヒー豆のことはお気付きかもしれませんね。
コーヒーを焙煎していると、ごくたまに普段見かけない形の豆が混ざっていることがあります。
これはもしや、コーヒーの味を悪くする欠点豆!?
コーヒーが詳しい方は、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ご安心ください^^
一般的には、この形をしたコーヒー豆は、欠点豆として取り除かれているのですが
きゃろっとの焙煎機なら、おいしく焼けるのです。
まず、コーヒーが欠点豆として言われている原因が、その薄い形のため火が通りすぎてしまい、焼きムラとなり味に影響を及ぼします。
真っ黒に焦げてしまった豆が入っていると、本来の味づくりでは意図していない、不快な苦みのあるコーヒーになってしまったり
きつね色の淡い色の豆が入っていると、生焼けの渋さのあるコーヒーになってしまいます。
これが、上手にどの豆も均等に内側まで火が通っていれば問題ありませんよね^^
きゃろっと焙煎機では、それができちゃうんです。
きゃろっとの焙煎機の秘密
ちょっとしたミスから生まれたエピソードなのですが、いつも翌日焙煎予定の生豆を計量して置いてあります。
どの銘柄かすぐにわかるように、名刺のような少し厚い紙を使用して、銘柄ラベルと一緒にしてあります。
ある日、これを誤って一緒に焙煎してしまったことがありました。
約50000キロカロリーの火力を出力するバーナーを搭載している焙煎機なので、「すぐ燃えちゃうし、焙煎にも影響なさそうだから、ラベルは諦めよう」と思っていました。
ところが、焙煎が終わった豆をよく確認してみると、ラベル残ってる!
少し黒く煤けたようになっていますが、形ははっきりと残っており、文字も読めます。
このように、燃えやすい紙でも、焦げないよう内部からじっくりと焼くことができるんですね。
コーヒー豆も同じで、色々な大きさ、形もある銘柄でも、均一に内部までしっかり焼けるので、おいしいコーヒーが出来上がります。
でもちょっと疑ってしまいますよね。
貝殻豆だけを集めて、みんなで飲み比べてみました。
※数百グラムに1粒という割合なので、貝殻だけで90g集めるのは、かなり大変でした
飲み比べてみるとわかるのですが、「少し苦みがあるかな」というくらいで、ほとんど味に影響がありませんでした。
どちらも美味しいです^^
どの焙煎度でも美味しく焼けるきゃろっとの焙煎機には、こんな秘密もあったんですね。
この記事を書いた人
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。
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