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百聞は一見に如かず!円すい形ドリッパー6種の徹底比較!流速比較編

100円均一ショップから、コーヒー専門店まで。
 
どこでも目にすることができるのが、この円すい形ドリッパーです。
 
初めてのハンドドリップで使用するドリッパーが円すい形だったという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
 
手軽にどこでも手に入れることができるドリッパーですが、各メーカーさんで、驚くほど様々な形状のドリッパーを取り揃えています。

▶過去のドリッパー比較記事はこちら
私の好みはどれ?各ドリッパーの味の違いを飲み比べ! 』 

ぼくたちがおススメしているKONOの名門ドリッパーはシンプルなデザインですが、リブや切り込みに特徴があるもの、異素材のものがたくさんあり、迷いの種。
 
そこで今回は、円すい形ドリッパーの比較実験を行います

きゃろっとが着目した点は、
  1. ドリッパーの形状による抽出時間
  2. ドリッパーごとによる味

それでは早速行ってみましょう!

用意したのは、6種のドリッパー!

KONO式 名門フィルター

リブの特徴:
下半分に、真っすぐなリブが立っています。上半分は平らなので、ペーパーが密着する構造に。

穴の大きさ :16mm

浅野大地
浅野大地

リブもしっかりとあるけど、平らな面でお湯の通りがゆっくりになるから、中程度の抽出速度になりそうだね。

ORIGAMI オリガミ ドリッパー

リブの特徴:
かなり特徴的な形。ギザギザしたドリッパーの形状だから、ペーパーの密着面はかなり少ないよ。

穴の大きさ : 25m

さーやん
さーやん

ドリッパーとペーパーの接地面積が一番少ない!穴も大きいし、一番抽出が早そうだね。

HARIO V60 透過 コーヒードリッパー

リブの特徴:
下から上まで、曲線のリブがあるね。上の部分は、間隔が広くなるから、さらに短いリブが入っているよ。

穴の大きさ : 18mm

浅野大地
浅野大地

下から上までリブが入っているから、抽出が早そうだけど、この絶妙な曲線が抽出スピードをどのようにコントロールしているのか気になるね。

HARIO V60 1回抽出ドリッパーMUGEN コーヒードリッパー

リブの特徴:
平らな面積が一番多いドリッパーだね。リブじゃなくて、浅い切込みが入っているから、ここがお湯の通り道にもなるのかな?

穴の大きさ : 14mm

さーやん
さーやん

ペーパーとドリッパーがぴったりくっついて、間違いなく抽出に時間が掛かりそうだね。

キーコーヒー クリスタルドリッパー

リブの特徴:
キラキラしたダイヤカット形状が、上から下まで、ドリッパー内部にびっしり!

穴の大きさ : 13mm

浅野大地
浅野大地

個人的に一番気になるドリッパーだな~。カットが多いから、ペーパーの接地面が多く、お湯も通りにくそうだよね。

三洋産業 CAFEC フラワードリッパー

リブの特徴:
上からのぞいた時、まるでお花が咲いたような形状が美しいドリッパーだよ。

穴の大きさ : 20mm

さーやん
さーやん

下から上まで凹凸があるから、V60透過ドリッパーに近い結果になるのかな。

比較実験

今回の比較実験では、300mlお湯(約90℃)を一気にサーバーに注ぎ、落ち切るまでの時間を計測します。
 
条件は、下記の3通り。

  1. 乾いたペーパーをセットして、一気にお湯を注ぐ
  2. お湯を通したペーパーをセット、一気にお湯を注ぐ
  3. エチオピア・イルガチェフェ30g(焙煎6日後)をセット、一気にお湯を注ぐ

使用したペーパーフィルターは、きゃろっとでおススメしている臭い移りの少ないペーパー。
KONO 円すい コットンペーパーです。

①乾いたペーパーをセットして、一気にお湯を注いだ場合

②お湯を通したペーパーをセット、一気にお湯を注いだ場合

③エチオピア・イルガチェフェ30g(焙煎6日後)をセット、一気にお湯を注いだ場合

どの条件でも、「フラワードリッパー」を使用したときのお湯の流速が早い結果になりました!
ドリッパーの形状からは、予想外だったのではないでしょうか。
 
逆に、「1回抽出ドリッパーMUGEN」は、どの構造上の通り、他のドリッパーに比べて、かなり長く抽出に時間が掛かります。
 
ドリッパー内部の形状によって、お湯の流量の調節が可能なことがよくわかります。
 
また、不思議だったのが、コーヒー粉をセットする前は①も②も同じ流速だったのに対して、コーヒー粉をセットするとお湯の流速が変化することです。
 
コーヒー粉をセットすると、「クリスタルドリッパー」は流量が遅くなり、「V60 透過 コーヒードリッパー」は早くなっていることが分かります。
 
コーヒー粉をセットして初めてそのドリッパーのリブの効果を発揮するので、この違いがどう味に影響を与えるのかが気になります。

まとめ

今回はお湯の流速の比較実験で終わりますが、この結果から、さらにコーヒーの味にどうのような違いが出るのかを予想してみましょう!

・HARIO V60 透過 コーヒードリッパー
・三洋産業 CAFEC フラワードリッパー

流速の早いこれらのドリッパーは、スッとお湯を通すことで、スッキリとした味わいのコーヒーになることが予想されますね。
 
焙煎度の浅めのコーヒー使用すると、もしかしたら薄く感じてしまうかもしれません。

・KONO式 名門フィルター
・ORIGAMI オリガミ ドリッパー
・キーコーヒー クリスタルドリッパー

先の2種に比べて、流速が遅いためゆっくりお湯とコーヒーが接することができます。

しっかりとした濃度のコーヒーを淹れることができることが予想されます。

・HARIO V60 1回抽出ドリッパーMUGEN コーヒードリッパー

このドリッパーの形状は、一度必要量のお湯を注ぐだけで、ドリップが完了することができるという構造なんですね。
 
人による差が出にくいので、安定してコーヒーを淹れることができるのが最大の特徴です。
 
でも、その反面、透過式と浸漬式の特徴を持つので、少し雑味も出てしまうかもしれませんね。

みなさんは、どのような予想でしたでしょうか?
次回は、いよいよドリッパーによる味の違いの比較です。
 
お楽しみに!

浅野大地
浅野 大地

この記事を書いた人 
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。

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