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黒光りしたコーヒーとカサカサしたコーヒー。

あなたもこんなこと思ったことありませんか?

きゃろっとでは、深煎りの定番商品としてマンデリン、アイスコーヒー用としてアイスコーヒーブレンドを取り扱っています。

このような特に深煎り銘柄は、黒光りしているのが特徴です。

さて、このような深煎りの銘柄がお届けになった方から、良くいただく質問があります。

「マンデリンが入った袋を開けたところ、豆全体がツヤツヤと光っている?濡れているようでした。焙煎や味に問題はないでしょか。」

この色の違うコーヒーの正体は!?

写真の左のコーヒーは、きゃろっとでももっとも深煎りのアイスコーヒーブレンド。
このコーヒー豆が湿っているように、テカテカしているのは、コーヒーが持つ「コーヒーオイル」という脂分が原因です。

深煎りにすることで、細胞が大きくなり、豆の表面に浮いてきますが、品質には問題ございませんので、ご安心下さいね。

逆に浅煎りの銘柄ほど脂分が浮いてこないんです。
きゃろっとではスペシャルティコーヒーの特徴でもあるフルーティーな酸味を味わっていただくために、中煎り~中深煎りのレンジの銘柄が多くなっています。

写真右上のコーヒーが浅煎りのしあわせブレンド、下のコーヒーが中深煎りの恵み野ブレンドなので、突然このような豆が送られてくると驚きますよね。

このように銘柄特有のものではなく焙煎度の問題ですので、例えば、浅煎りのイルガチェフェなどの脂が浮いていない銘柄でも、深く煎れば焙煎直後から脂が浮いてきます。

ですから、特定の銘柄に限らず、当店の深煎りの銘柄は全て同じような状態となります。

最後に

深煎りのコーヒーは挽いたときに、粉がしめったようになりますが、これもコーヒーオイルが原因です。
手挽きのミルをお使いの方は、挽きごたえが違うと思いますが、これも焙煎度が影響します。

コーヒーミルに影響を及ぼすものではありませんが、脂が出てくる分、湿気で使用後のミルに粉が付着します。
長期間ミルを使用しない場合は、残った脂分が酸化して珈琲の味に悪影響を及ぼすこともあります。

できればその都度、ティッシュなどで清掃することをオススメしますよ!
同じように感じていたお客様は参考にして下さいね。

浅野大地
浅野 大地

この記事を書いた人 
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。

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