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この人に会いたくて来たグアテマラ2019②

珈琲きゃろっとの浅野大地です。

大好きなグアテマラ。
今年で2回目の訪問になりますが、毎回新しい発見と自分の成長に気付くことができます。

「コーヒーの仕事は楽しいですか?」

英語があまり話せない僕が、彼とどうしても話したくて話したくて、振り絞った質問でした。
この一言から、ドナドさん一家の信頼関係を見ることができました。

左から農園主のドナドさん、息子のパブロさん、グアテマラ訪問をコーディネートしてくれたホセさん

グアヤボ農園に入り、ガタガタ道をピックアップトラックの荷台に乗って登ります。

そこは、お世辞にも日本で言う道とは言えない、トラック自身もジャンプしてしまうような道です。

カメラを構えたってまともに撮れない、むしろ体を支える手を片手でも離すことができない状況です。

僕と一緒に乗ったのは、グアヤボ農園の農園主ドナドさんの息子パブロさんでした。

彼は、大学卒業から就職と、15年以上アメリカで過ごしていましたが、現在はドナドさんと一緒に農園の管理をしています。

その彼に、やっとのことで聞けた質問が
「コーヒーの仕事は楽しいですか?」

すると彼は、「今たくさんの仕事をしているけど、そのすべてが楽しいよ!」とありきたりだけど、それを聞けて安心しました。

農園内では、僕たちがわかりやすいよう、木をかき分けて奥まで入って説明してくれました。

彼は現在、農園の管理やピッカーさん達の指導、コーヒー精製所の管理など、日本に来る直前までの仕事をすべて任されていました。

さらに、
「僕たち品質の高いコーヒーを作って、君たちがたくさんのお客さんにコーヒーを届けてくれる。そのお金が、今乗ってるトラックや施設の整備、約100名のワーカーさんたちの生活に結びつく。これって素晴らしいことだよね。」
とにこやかに話してくれました。

また、パブロさんはしきりにお父さんの話をします。
「父が始めたこの農園での仕事が楽しい。」
「この農園までの道も、毎年父がひとりで整備してるんだ。」
と、トラックを運転する父を後ろから見ながら、尊敬の眼差しで話しているように感じました。

やっとのことで絞り出した僕のひと言で、こんな素敵な親子関係が垣間見えて、とっても感激でした。

まだまだ続く、グアヤボ農園の訪問記。
お付き合いくださいね^_^

浅野大地
浅野 大地

この記事を書いた人 
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
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日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。

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