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この人に会いたくて来たグアテマラ2019


一番人気のコーヒーを育てているのは、生涯現役、働き者のおじいちゃんです。

きゃろっと長年の一番人気、グアテマラ・グアヤボ農園こちらのコーヒーは、きゃろっとのお試しセットの1品として2009年より10年間、ご紹介させてもらっています。
きゃろっとの全てのお客様の中で、一度は口にしたことのあるコーヒーとして、最も多いのがグアヤボ農園です。

「グアヤボを飲んだときに、あの感激が忘れられません」
「グアヤボに感動して、スペシャティコーヒーの世界に足を踏み入れてしまいました」

きゃろっととあなたとの出会いを繋いでくれるキッカケを作ってくれているのが、グアテマラ・グアヤボ農園と言っても過言ではありません。

このコーヒーを届けてくれてくれている、ドナドさんに会いたい!
この思いを実現させるため、グアテマラに来たのです。

もう、何から伝えたら良いか分からない!
このグアヤボ農園で見たことも感じたことも、あまりにたくさんあり過ぎて、数回に分けてお伝えさせてください(^^)

首都から車で3時間。
ここ、登れるの?という山道に入り、がったんごっとん…
随分山奥まで来たなと思ったところに、見たことのある顔!

ドナドさんだ!

思わず夫の大地くんと、叫んでしまいました。

「遠くから来てくれて、本当にありがとう!」
優しい笑顔で迎えてくれたドナドさん。
73歳になるドナドさんは、この農園の創業者。
今もバリッばりの現役で農園の管理をしています。

ドナドさんが農園を直接案内してくれました。
グアヤボ農園は山ひとつ。日当たりの良い斜面が続いています。
「じゃあ、行くぞ!」
と、ドナドさん。
標高1600メートルくらいから、急斜面に植えられたコーヒーノキを、かき分けて登っていきます。足元は、ぬかるんでいて、つるつるです。ちょっと歩き出すと、汗がブワッと吹き出てきました。空気が薄いのか、息もあがってしまいます。

ところがどっこい、ドナドさんは、まるで走るかのように軽やかに山を上がっていきます。
かと思うと、立ち止まり「ここは、良いコーヒーが採れる地域なんだよ」などと、嬉しそうに説明してくれます。

それにしても、どうしてこんなに軽やかに山を登り降りできるの?

その質問にニコリと、ドナドさん。
そりゃあ、毎日てっぺんまで登っているからね。

まさかの発言にビックリ!
大きな農園ほど、農園主オーナーさんは、首都部に住んでいて、あまり農園に足を運ばないこともあると聞いていたからです。

ドナドさんは、73歳の今でも、毎日山に足を運び、コーヒーの状態を見ているそうです。
また、山頂までの険しい道の補修を、自身で毎年必ずしているとか。
並々ならぬ、農園とコーヒーへの愛情を感じました。

「働き者」という言葉の見本になるような方です。

2匹の愛犬がドナドさんの後ろをずっと尻尾を振って追いかけている様子や、私たちを気にしながらも伝えたいことがたくさんあってどんどん進んでいく様子。
ドナドさんの素敵なお人柄を表すようで、印象的でした。

私達の大好きなコーヒーが、素晴らしい方が育ててくれていることに、言葉にならないほど感動です。

浅野大地
浅野 大地

この記事を書いた人 
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。

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