loadingなう

負けられない戦い”コーヒーメーカーvsハンドドリップ”

美味しいコーヒーの淹れ方 ~コーヒーメーカー編~ でご紹介しているコーヒーメーカー「象印 EC-GB40」の最大の特徴は、やはりお求めやすい価格ではないでしょうか。
 
某価格サイトでは、2000円台前半から販売されており、「本当にこの価格で、美味しいコーヒーが淹れられるの?」「耐久性は大丈夫!?」と不安になってしまうほどですね。
 
でも、この価格で、手軽に美味しいコーヒーを飲むことができたら、コーヒーに対するハードルもグッと下がります。
 
今まで「初期投資にそこまで掛けられない」または「面倒なこと」を理由に、淹れたてのコーヒーを飲んでいない場合は、きっと毎日の生活に彩りが加わることでしょう。
 
では、このコーヒーメーカーがどれほど、美味しいコーヒーを淹れることができるのか。
 
同じ条件で淹れ、「ハンドドリップに比べてどうなのか?」を飲み比べてみましょう!
 
今回は、「象印 EC-GB40」だけじゃなく、上位機種のオシャレな「象印 EC-XA30」もご用意しました。
 
EC-GB40 は、いかにもコーヒーメーカーのような佇まいですが、新しい EC-XA30 はスタイリッシュになりました。
 
デザインが味にどのように影響しているのか!?
中身は同じなのか!?
 
どちらも台形フィルターに対応したドリッパーを搭載しているので、すべての淹れ方で カリタ社製のコーヒーフィルター を使用して比較します。

比較実験開始!

【使用器具】
①象印 EC-GB40
②象印 EC-XA30
③カリタ 三つ穴式ドリッパー
※いずれもカリタ社製のコーヒーフィルターを使用

【用意した豆】
グアテマラ・グアヤボ農園 中深煎り 30g 

コーヒーメーカーの淹れ方

1.150mlのお湯をセットし、スタートスイッチを押す

2.サーバーに「ポタッ」と落ち始めたら、一旦コーヒーメーカーのスイッチを切る

3.30秒ほど経過し、十分「蒸らし」が行えたら、またスイッチを入れ抽出を開始

4.100mlのコーヒー液ができあがるので、200mlのお湯を足してて完成


※コーヒーメーカーの淹れ方をご覧になっていない方はコチラ

「ポタっ」と落ちたところで、スイッチをストップ!

ハンドドリップの淹れ方

1.スケールの上に全ての道具をセットし「0」にして、抽出スタート

2.50mlまでお湯を足し、蒸らしを行う

3.30秒ほど経過し、十分「蒸らし」が行えたら、150mlまでお湯を注ぐ

4.100mlのコーヒー液ができあがるので、200mlのお湯を足してて完成


※きゃろっとの「美味しいコーヒーの淹れ方」をご覧になっていない方はコチラ

同条件で淹れるため、スケールを使用してドリップします

結果発表!!

象印 EC-XA30 vs ハンドドリップ

さーやん
さーやん

えっ!?信じられないけど、どっちもおいしい!
正直悔しいです…。

どうしてほとんど違いが表れなかったのか。
雑味が出ると言われている熱湯(90℃以上)が出てきているし…。

なんで?

浅野大地
浅野大地

本当によくできているんだね。
あんまり美味しくて、びっくり!

でもこれは、コーヒーメーカーでも、「きゃろっと式」をしたことがとても重要なのです!

コーヒーメーカーの説明書に書かれている一般的な分量で淹れてみると…
「しっかりと、美味しくない部分も出し切っている」という感じで、特に冷めてきてから「雑味やエグミ」を感じます。

きゃろっとでご紹介しているレシピを、忠実に再現して淹れることで、ハンドドリップに引けを取らないコーヒーをお楽しみいただくことができるんです!

象印 EC-GB40 vs 象印 EC-X30

構造的にはほとんど変わらない2機種のコーヒーメーカー。
 
某価格サイト比較で、価格差が倍以上もあるこの2機種に、どのくらいの差があるのか。
 
気になりませんか?
 
早速レビューさせていただきます。

さーやん
さーやん

味の結果ですが…

ほとんど変わりませんでしたー。

若干、オシャレな「EC-XA30」のほうが旧タイプの「EC-GB40」より少しクリーンです。
ですが、どちらも自信をを持っておすすめできるコーヒーメーカーです!

【総評】

価格を限りなく抑えたいけど、美味しいコーヒーを飲みたいという方は、旧タイプのEC-GB40。
 
価格はいとわないけど、カッコよくて美味しいコーヒーが飲みたいという方には、EC-XA30がおススメです。

ただし!!
どちらのコーヒーメーカーでも、「きゃろっと式の淹れ方」で淹れることがとても重要です。

コーヒーメーカーでも、ひと手間加えることで、ハンドドリップに引けを取らないコーヒーを淹れることができます。

番外編

今回は、可能な限りコーヒーメーカーと同じ条件で淹れるため、ハンドドリップでも抽出の最後はポタポタさせて淹れました。

では、いつもの「ポタポタさせない」きゃろっと式のハンドドリップと比べたら、どうなのか?

これも飲み比べてみたところ、クリーンさの点でハンドドリップがとても優れていることが分かりました。

やはり冷めてもいつまでもクリーンが飲むことができるのは、「きゃろっと式の淹れ方」なんですね。

ハンドドリップは、自分のタイミングでドリッパーを外しポタポタさせないことができる。

これが最大のメリットでもあり、美味しい秘訣でした。

浅野大地
浅野 大地

この記事を書いた人 
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。

みなさまの「なぜ?」をぜひお聞かせください!

▼コーヒーの疑問・質問、比較実験のリクエストはこちら
珈琲きゃろっとお問い合わせフォーム