コーヒー生豆とは、焙煎(豆を焼くこと)をする前のコーヒー豆の状態のことを言います。
最初の写真の左側に映るのは、焙煎前のコーヒー生豆。
そして、右側に映る茶色い部分が、焙煎後のお馴染みコーヒー豆です。
このように、生豆は薄緑色をしていて、焙煎という熱処理によって、茶色のコーヒー豆になります。
では、「生豆になる前」のコーヒーはどのようなものなのでしょうか?
みなさんももテレビCMなどで見たことがあるかもしれませんが、コーヒーの実というのは赤いチェリーです。
この画像を見れば「あぁ~!」となるはずです^^
このコーヒーチェリーの皮を剥くと、中には黄色い果肉があります。
実際に、コーヒー農園で実ったコーヒーチェリーをかじったことがありますが、この黄色い果肉の部分がとても甘いです。
身近なもので例えると、実の少ないサクランボのようです。
その果肉の中心に、2つの種が向かい合わせになっています。
そして、種の周りには「パーチメント」という薄い殻がついていて、この殻をはがすと薄緑色の種が顔を出します。
これがコーヒーの生豆です。
生豆は、コーヒーの実の内部にある種子なんですね。
そして、僕たちが原料として仕入れているのも、この「生豆」の状態です。
「生豆 = コーヒーの木のタネ」
ということを覚えておいて下さい。
では、収穫されたチェリーは産地でどのようにして生豆になるのでしょうか?
収穫したチェリーの皮を剥いたり、乾燥させたり、洗浄や脱穀を行う工程のことを「精製工程(プロセス)」と言います。
この作業は、コーヒー豆の各生産地で行います。
「精製」はその生産国によって違いがあり精製方法の違いによってコーヒーの味にも特徴が出てきます。
おいしいコーヒーに必要な条件として、コーヒーの栽培と同じ位重要な要素が「精製」なのです。
この精製方法については、長くなりそうですので、またの機会にご紹介させていただきますね^^
この記事を書いた人
珈琲きゃろっとの生産管理をしている浅野です。
コーヒー屋だから知っていることやちょっとした豆知識など、みなさまのコーヒータイムにお役立ていただけるような情報をお届けします。
日々のコーヒー実験は、妻のバリスタさーやんと一緒に。仕事場でも自宅でも、いつもコーヒーの話ばかりしているコーヒーオタク夫婦が、きゃろっと的に検証していきます。
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