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コロナウィルスの猛威の前に、小さなコーヒー屋である自分たちができることってなんだろう。

コロナウィルスの猛威の前に、小さなコーヒー屋である自分たちができることってなんだろう。

経費は度外視。


大切なのは、僕たちのコーヒーが、誰かの役に立てるかどうか。

そんなことを、本気で考えることができる会社に勤めていることを、僕は改めて誇りに思っています。

発端はバリスタさぁやんとまゆみ店長の小学校や医療従事者の方へコーヒーをお渡しできないか。という話でした。
焙煎士内倉からもゴーサインがすぐに出て、ドリップバッグの製造を開始。

ところが、製造中には小学校は休校。
医療従事者の方へお渡しするのも、緊事態宣言が出たばかりの混乱で実現が難しい状況。

では、次に僕たちにできることは何だろうか?

次に頭に浮かんできたのは、飲食店の方々の顔。

このコロナ禍の最中、大好きなお店やお世話になっている飲食店さんに何かできないだろうか。

そこで、すずらんブレンドのドリップバッグを無償で差し上げることを思いつきました。

飲食店でテイクアウトやデリバリーをしたお客さまが、食後など、家で過ごす時間の中で、すこしでも心安らぐコーヒータイムを楽しんで貰えたら。

もっと単純に、飲食店の方の休憩時間にコーヒーで一息ついて貰えたら。

コーヒーには、そんな力がきっとある。

そう信じて、思いついた取り組みです。

実際に、お渡ししたところ…

「悩んでいた中で頂いたドリップバッグは、心強い味方になり、それでいいんだよと背中を押してもらえた気がします」

「心が折れそうになりながら、それでも笑顔で…と思っていたところ.本当に嬉しい差し入れで。年甲斐もなくないてしまい、失礼しました」

「めちゃくちゃ嬉しくて泣きそうになりました。きっと、お客様の気持ちが和らいでくれます。」

「たいへんな状況ですがきゃろっとさんに嬉しくなる感情と活力をいただきました。このつよい気持ちをお客様へ繋いでいきます」

など、嬉しい言葉をたくさんいただき、僕の方がたくさんの勇気とエネルギーを貰ってしまったような気がします。

地元恵庭と札幌、小樽の飲食店さんに約4500パックのドリップバッグをお届けすることができました。

そして、今後は微力ながら北海道の医療機関へのお届けも準備しています。

北海道はまだ緊急事態宣言が解除されず、予断を許さない状況です。

自分たちができることで飲食店の皆さんの応援をしながら、1日も早く、コロナウィルスが収束し、美味しく外食ができる日を、安心して外出でき日がくることを切に願っています。

珈琲きゃろっと 大石